【帰国子女】小論文対策で直面しやすい 3つの課題
難関大学を目指す帰国子女の受験生にとって、小論文は対策は避けて通れない関門です。英語力や国際的な視野を強みにできる一方で、日本語での論理的な表現や基礎学力・教養・時事問題への知識不足に悩む生徒が少なくありません。本記事では、帰国子女が小論文対策でつまずきやすいポイントと、効果的な勉強法について解説します。
・帰国子女が小論文で直面しやすい 3つの課題
語彙力・表現力の不足
海外生活が数年にわたると、日本語の語彙や学術的な表現に触れる機会が減りがちです。難関大学の小論文では、評論文で使用されるような学術的な語彙(例:多様性、格差、持続可能性、規範、倫理観 など)を正確に理解し、小論文で使用することが求められます。論理的・客観的な文章には「学術的な語彙」が必要であり、それらを補っていく必要があります。
論理的な文章構成の不慣
いわゆる「作文や、エッセイ」は「好きなことを自由に書けばよい」といった目的で構成するため、段落構成も自由度が高くなります。比喩表現など、文章表現の独自性に力を入れる場合も多いでしょう。しかし日本の大学入試における小論文では「論理的な段落構成」が要求されます。基本的なルール(段落構成)を理解し、課題に合わせてそれらを使いこなす(応用する)知識と慣れが必要です。日本の社会問題・時事知識の不足
大学入試の小論文では、単に知識を並べるのではなく、現代の社会課題を「多角的に分析」し「独自の視点で論じる力」が問われます。例えば「少子高齢化」という問題に対し「少子高齢化がもたらす、経済成長の停滞や社会保障制度への圧迫に加え、外国人労働者受け入れ政策と現在の日本で生じている問題点」のように、視野を広げ時事知識と組み合わせた考察が必要です。
知識不足では「表面的な感想」に終始してしまうため、時事問題に触れ、専門家の論考を継続的に読み、自分の意見を「根拠とともに」解説できる学力を養うことが必要になります。
・まとめ
帰国子女にとって、小論文は「不安要素」が多い科目でしょう。しかし、時間をかけて積み重ねた学力と、海外生活で学んだ視点を組み合わせ、論理的に考察&表現できるようになれば、第一志望合格への道標が見えてきます。
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