
帰国生入試(帰国子女)での受験を考えています。何から始めれば良いですか?
帰国子女が大学受験を目指す際、最初に取り組むべき対策は「面接対策」と「小論文対策」そして「日程の確認」です。
・面接対策について
大学入試の面接試験において、面接官が求めるのは、適切なコミュニケーション能力や、面接を通じて「大学での生活に適応できるか」などを見極めようとします。
そのため「海外での経験がどのように自分の視野を広げたか」や、「異文化理解の力を日本の社会にどう役立てるか」といった具体的なエピソードを説明しつつ、学んできた知識や学力を具体的にアピールする必要があります。また、日本語での表現力の強化も大切で、英語での答え方に慣れた帰国子女には、日本語による適切な表現力を準備し語彙力を増やす必要があります。
・小論文対策について
小論文では、テーマに対して自分の意見を明確に述べると同時に、その根拠や事例を理論的に組み立てる力が求められます。これは単に文章を書く技術だけでなく、情報を整理し、客観的かつ説得力を持って自分の考えを伝える力が必要です。
したがって、難関大学レベルの小論文対策には時間が必要になります。論理的に文章を構築する能力は一朝一夕には身につかないからです。特に帰国子女にとっては、日本語で自分の考えを整理し、説得力を持って表現する機会が不足しがちです。日本の文化や社会問題に対する知識をベースに考察し、論理性の高い小論文を作成できるよう継続的な練習が必要です。
・受験日までの日数を確認
帰国子女入試は9月がピークとなるため、早めに準備を始めることが重要です。志望大学によっては、SATやTOEFLの提出や英語等の入試科目が課される場合があるため、受験に必要な科目と条件を確認し、準備や対策に必要な時間を考慮し早めのスタートを行うことが大切になります。
卒業のタイミング、日本への移動や滞在日程の調整などを考慮し、早期に対策を開始し、入試までの時間を把握しながらスケジュール設定を始めてください。帰国子女の場合、模試の偏差値等で合格を判定することが難しいため、試行錯誤の部分が多くなりますが、情報収集と基礎の確立を大切に「海外での体験」を武器に丁寧に対策を進めていきましょう。
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