「勉強をしなければいけないのに、休みの日はスマホを見てだらだらと過ごしてしまいます。気がつくと夕方になっていて自己嫌悪で嫌になります」
学習相談で、このような相談を受けました。「今週末は、しっかりと勉強しよう!」そう決意して問題集なども用意していたのに、実際に休日になるとスマホをながめて過ごしてしまう。そんな自分が嫌だと自覚しているのに、ついつい同じ時間を繰り返してしまう。あなたも同じような状況になったことが、あるのではないでしょうか?
まず最初に認識しておきたいことは「スマホには、はまってしまう仕掛け」が施されている、ということです。できるだけ長時間、スマホを利用してほしい。そのために、気になる仕掛けを用意して、ついついハマってしまうような状況を提供する。なので気を緩めてしまうと、ついつい何時間もスマホを眺めてしまうようにできているのです。意識して、その状況を避ける習慣が必要になるのですね。
勉強時間は「スマホに触れない」状況をつくろう
K先輩は「スマホが近くにあると見てしまう」ので、勉強する時はリビングにスマホを置くようにしていました。休憩する時だけ、リビングへ行って確認。それ以外は強制的に「スマホに触れない状況」を作っていました。K先輩によると「マナーモードにしていても、近くにあるとついつい触ってしまう」ため、気軽に触れない状況にすることが効果的だったそうです。
私たちは、どうしても楽な方へ気持ちが動いてしまいます。そしてスマホのように、タップするだけで興味深い情報が表示されるアイテムがあれば、そこに意識が向いてしまいます。この状況を断ち切るには、気持ち(意思)だけではなく環境から整えていく必要があるわけです。
「スマホを見てだらだらと過ごしてしまう」→「こんな自分を変えたい!」
そのように考えているのであれば、K先輩のように物理的にスマホに触れられない状況などを作り、課題に集中できる環境を作ることも有効です。そして「今日は、予定の課題をすべて完了できた!」と達成感を増やし、充実した時間を過ごせたという体験を増やしていきましょう。
新しい習慣が身につけるには、最初が大変です。しかしある一定の演習量を越えた時、自然と新しい習慣が身についている自分に気がつくはずです。頑張れ受験生。応援していますよ!
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