【相談】一般入試での受験を目指して受験勉強を進めてきたのですが、成績が伸びません。一般入試をあきらめて小論文対策に絞って切り替えるか迷っています。
【アドバイス】同時並行で進めましょう。
私たちの場合は基本的に「一般入試の対策をやめて、小論文に絞る」ことは推奨していません。受験勉強に「正解」はなく、生徒の数だけ受験勉強の方法があるわけですが、特別な理由がない限りは「一般入試と小論文対策を同時並行で進めていく」カリキュラムで、授業を進めていきます。
小論文は、短期間でレベルアップが難しい科目です。表面的な部分（表現技法や段落構成など）は比較的短時間で身につけられますが、短期間で身につけられるということは他の生徒も同様ということになります。差がつきにくいわけです。
そして、小論文の入試で必要となる「論理的思考力・基礎知識」は身につけるまでに時間と学習量が必要になるため、長期的な計画で実力を磨いていく必要があります。短期間でのレベルアップが難しいからこそ、それを乗り越えた生徒は安定した実力を発揮することができるわけです。そして、様々な分野で活用できる土台となっていくのです。
小論文での受験を考えているのならば、今までの学習方法を見直し、他の科目と連携させながら対策を進めていくことをおすすめします。一見すると遠回りに見える道ほど、実は最短距離であることが多いものです。
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