がんばっているのに、英語の偏差値が上がらない
先日、東北学院大学を目指しているAさんから「英語の勉強方法」について質問を受けました。「自分なりに勉強しているのに、模試の成績が上がらない。夏休みにがんばりたいので勉強方法を教えてほしい」という内容でした。
今までの勉強方法を確認してみると、高校の英語の先生に薦められたテキストで勉強しているとのこと。そして実際に使っている「英文法」のテキストを見せてくれましたで。これと英単語の暗記をしているとのこと。
しかし、Aさんの模試の成績を確認してみると「長文読解」の問題で点数が取れていないことがわかりました。そして「文法の勉強をしていれば、長文問題も解けるようになる」と思っていたため、長文対策の勉強は特にしていない、ということでした。
英語は総合力。様々な角度から「積み上げて」いく
もちろん「文法」の勉強は重要です。しかしそれと並行して「長文読解の対策」も同時に行っていく必要があります。極端な例で説明すると、長距離走の選手なのに短距離の練習を中心に行っていて「同じ『走る』ということなのだから、これで大丈夫だろう」と思い込んでいるようなものです。
英語の受験勉強は、様々な角度から総合的に勉強を進めていく必要があります。「これだけ勉強すれば大丈夫」ということはなく、語彙力+文法+英文解釈+長文読解+リスニング・・・のように、それぞれを積み上げて対策を行っていくのです。今の自分に不足している部分を補いつつ、具体的な対策を行っていく必要があるのですね。
勉強方法を見直してみよう
英語は成績が上がるまでに時間がかかる教科です。それは、ここで説明したように複数の角度から知識を積み上げていく必要があり、それを実戦で活用できるようになるにはしかるべき演習量(時間)が必要になるからです。間違った勉強方法で時間を浪費することなく、正しく自分に合った勉強方法で確実に積み上げていきましょう。
「自分なりに一生懸命にがんばっているのに、成績が上がらない」と悩んでいる生徒は、一度「勉強方法」を見直してみることをおすすめします。どこか一部分だけを集中して勉強してしまっていて、別の部分がおろそかになっていることが少なくないからです。模試の成績や専門の先生に確認してもらいつつ、修正点を見つけ正しく実行していくことです。
一見すると、面倒で大変な方法こそが、実は一番の近道であるもの。夏休みの1ヶ月をフル活用して全力で駆け抜けていきましょう。その地道な努力は、秋以降の成績に確実に反映されていくはずです。がんばれ受験生。応援していますよ!
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