夏から受験勉強を始めて、間に合いますか?
学習相談をしている中で、今くらいの時期によく受ける質問のひとつが「夏から受験勉強を始めても、まにあいますか?」です。とくに夏まで運動部に所属していて、引退後から本格的な受験勉強を始めようとしている生徒に共通の不安だと思います。
この質問に対するアドバイスはひとつ。「間に合いますか?」ではなく
「間に合わせるには、どうすればいいだろう?」
と考えていくこと。まずはこれに尽きます。
不思議なもので「間に合いますか?」と質問してしまうと「間に合わない理由」が頭の中に浮かんでしまうものです。「友達は春から受験勉強を始めていた。夏からではやはり無理なのでは・・・」「高校の先生は間に合う、と言っていたけれど、励ましてくれているだけで実際は間に合わないのでは・・・」とマイナスの感情が浮かんできます。今、あなたの頭の中にもそのような考えが渦巻いているのではないでしょうか?
そこで質問を変えて「間に合わせるには、どうすればいいだろう?」と自分自身に問いかけてみるのです。この質問からは「具体的な課題」を探そうとするボジティブさがあります。間に合うか、間に合うか、ではなく「何をすべきか」と行動につながるイメージが広がります。
今が、スタートに最適のタイミング
大切なことは「今が一番、最適のタイミングである」と認識すること。間に合うかどうか、と悩んで考えているうちに、時間が過ぎて遅れてしまいます。残り時間が確実に削られてしまいます。過ぎ去ったことは取り戻せません。自己責任です。だからこそ、自己責任で「今からできること」に集中するのが、受験生として適切な思考です。
まずは「間に合わせるには、どうすればいいだろう?」と、問いかけてみる。そして具体的な勉強の計画を組み立て取り掛かっていく。引退後の余韻を噛み締めつつも、一週間、一ヶ月と地道な努力を積み重ねていく。部活動で培ってきた精神力と体力を、受験勉強に切り替え全力で取り組んでみる。
そのようにして、ひたすら目の前の課題に取り組み続けていくならば、やがて「きっと、間に合わせてみせる」という気持ちが自分自身の中に芽生えていることに気がつくはずです。がんばれ受験生!
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