【質問】春休みに、取り組んでおくべきことを教えてください。(大学入試)


【質問】春休みに、取り組んでおくべきことを教えてください。

春休み・・・とはいえ、受験生のみなさんには「あれも始めなければ」「これはどうしよう」と受験勉強に関する様々なことが気になっていると思います。もちろん、その真面目な気持ちは大切です。地道な努力が一年後の「最高の瞬間」につながりますから、ぜひその気持ちを大切に進んでいきましょう。

それと同時に「受験勉強は長距離走」でもあります。一年かけてじっくりと取り組むものですから途中で息切れしたり、リズムを崩したくはありません。時間に余裕のある「春休み」のうちに、勉強以外に準備しておきたい「3つのヒント」を紹介します。

1)志望校を見学に行こう

「志望校を見学した時に、モチベーションが上がった」と話してくれる先輩達が少なくありません。もしもみなさんが受験しよう(または、受験するかもしれない)と考えている大学へ見学に行ってみましょう。春休み期間は敷地内に入れない場合がありますが、大学周辺の雰囲気などを確かめてみるだけでも、気持ちに変化と余裕が生まれます。気分転換もかねて見学へ行ってみてはどうでしょう。

2)趣味の時間を楽しもう

「受験生の間は、趣味を完全に遮断してがんばろう!」その気持ちは大切。同時に、長い受験生活の中では趣味などでリラックスする時間も大切です。ついつい長時間遊んでしまうことは禁物ですが「これが終わったら、自分へのご褒美にこれを楽しもう!」と生活にリズムをつくる時間も必要になるからです。面接試験の場でも「時間と労力をかけて継続してきた趣味」は、自己アピールの要素にもなるもの。自分の好きなことを大切にする時間も大切にしてください。くれぐれも没頭しすぎないように、時間には注意!

3)自己分析しよう

受験勉強のモチベーションのひとつが「本当に挑戦したいこと」が、はっきりとしていることです。自分が挑戦したいことを確かめるには「自己分析」する時間が必要です。なぜ、自分はこの大学を目指すのか? そう考えたきっかけは何か? 他の選択肢はどのようなものがあるだろう? など、自分の過去の体験などを掘り下げながら自己分析を行なってみましょう。この作業を行うことで「これだ!」という目標が見つかれば、受験勉強が一気に加速していきますよ。

以上「3つのヒント」を紹介しました。
受験勉強は、同じ作業を淡々と継続するルーティンの時間が続きがちです。しかし、同じ環境だけで生活していると、視野がせまくなり貴重なヒントを見落としがちにもなります。時間に余裕のある「春休み」のうちに、リラックスして視野を広げておくことは、これから一年を過ごしていく中で、大きなきっかけを生み出してくれることでしょう。受験勉強の計画の中に、今回紹介したヒントなどを組み込みつつ、あなたらしい充実した時間を過ごしてください。

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