春休みの過ごし方「志望校(自分の目標)」を検討すべし
ここ最近「夏休み後に、あわてて志望校を変更する」生徒が増えているように感じます。春休みの段階で「東北学院大学を目指します」と決めて対策を開始したものの、オープンキャンパスに参加したり、友人の話を聞いているうちに「〇〇大学もいいかもしれない」「△△大学に興味が出てきました」と迷いが始まってしまい、夏休みが終わり秋の三者面談のあたりになって「東北学院大学はやめて、〇〇大学にします」と、志望校を突然変更する生徒が少なくないのです。
もちろん志望校を変更することは、悪いことではありません。自分にとって大切な進路ですから試行錯誤を繰り返しつつ「これだ!」という進路(大学)に出会えるということは、とても幸運なことですし、私たちも全力で応援していきます。
「なんとなく」で、進路を決めていないか?
しかし、春の段階で「なんとなく」とか「友達が受験するから」というような感じで志望校を考えて受験勉強を始めてしまうのは、貴重な時間が無駄になってしまう可能性があります。「もっと早くから、大学に合わせた対策を始めておけばよかった」という後悔だけは、感じてほしくないと思うのです。
まずは、比較的時間に余裕のある「春休み」の段階で、自分が本当に挑戦してみたいこと。そして、それを実現するにはどの大学を選択すればよいのか、を情報を集めながら徹底的に調べてみましょう。もちろん、家族の意向や状況も踏まえつつ志望校を選択していくことにはなりますが、春の段階では「自分の意思」を重視して志望校を探してみる時間が大切だと私たちは考えています。
知らなかった世界と出会うことで、大きく成長する
進路について調べていくうちに「このような仕事があるのか」「この学部では、このようなことを勉強できるんだ」と、今まで知らなかった世界と出会うことで得られるものは、予想以上に大きいものです。自分の中にある可能性に気がつき、それを育てていこうと考え始めると、さらに広く深い情報が集まってきます。
受験勉強は時間との競争です。「なんとなく」で始めてしまい、あとになって慌てることがないように。「いまできること」を、ていねいに少しずつ積み重ねていく。その結果として、早い段階で志望校が決定できたのならOK。なかなか絞りこめなくても、受験勉強を進めながら試行錯誤を続けていくことで「これだ!」と感じる瞬間がやってきます。たとえ、夏休み意向に志望校を変更したとしても、そのような時間を経験した先での変更であれば、一気に加速していくものです。
がんばれ仙台の高校生
応援していますよ!
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