受験勉強は「時間との競争」です
大切なことなので、何度でも強調します。最終的に「受験勉強は、のこされた時間との競争」になります。どんなに努力をしても、勉強法を見直しても、一度過ぎ去った時間は戻ってきません。「もう一度、高1からやり直したい!」と願っても、100%戻ることはできません。100%です。これが現実です。昨年の夏が終わったころ、ある生徒(高3年生)が学習相談を申し込んできました。くわしく話を聞いてみると、
「高校2年生の時に、EG式のパンフレットを取り寄せました。一度相談したいと思っているうちに、気がついたら1年が過ぎていました・・・」
と、いうことでした。せっかく高2の段階で「入試の準備を始めよう。勉強方法を見直そう」と考えて資料請求をしたのに、そこで足踏みをしてしまった。「まだ大丈夫だろう」「来月になったら始めよう」と甘く考えているうちに、1年(も!)過ぎてしまっていたそうです。
「高3になったら、本気出す」!?
もしかすると、この記事を読んでいるあなたも、同じような体験をしているのかもしれません。「まずは自分なりにやってみよう」「高3になったら本気を出そう」そのように考えて、いつもと同じような時間を過ごし、気がついたらいつもと同じような結果で終わっているのではないでしょうか?
第一志望に合格した先輩たちの共通点は「できるまで、あきらめずに何度も挑戦を続けた」ということです。一度でうまくいくことは、ほとんどありません。何度も試行錯誤をして、ようやく「これだ!」という勉強方法を見つけていくのです。今まで、本格的な受験勉強をしてこなかった生徒ならば、さらに時間が必要です。全力でがんばって入試直前のいぅ週間前になって「これだ!」という勉強法が見つかっても遅いのです。そこには「もっと早くから始めればよかった」という後悔が残ってしまいます。
実際のところ、私たちEG式に在籍している生徒の約64%が「高校2年」までに学習相談を受け、受験勉強を始めています。1年または2年かけて「じっくり」と思考力と未来への夢を固めていき、学校の授業以外の興味がある分野も追求しながら力を蓄えて、3年生の春から加速していくのです。本気の挑戦には、本気の努力が必要なことを知っているから、自分に甘えず時間を積み重ねていくのです。
映画やアニメのような「覚醒」を期待していないか?
努力をせずに合格した生徒はいません。これは断言できます。まずはテクニックなどを検索する前に「基礎を時間をかけて、じっくりと固めて」いく時間は、どうしても必要です。映画やアニメの世界では一瞬で覚醒しますが、現実の世界では起こりません。少しずつ変化をして、気がついたら「あ、点数が上がっている!」と成長している自分に気がつくようにできています。そのような「逆転劇」を探していると、結局遠回りになってしまうのが、この世界の仕組みです。
大丈夫。まだ間に合います。この記事を春休み中に読むことができた生徒は、まだまだたくさんのチャンスと可能性が溢れています。時間に余裕がある春休みの間に「今、自分に必要なことは何だろう?」と真剣に考えてみる。「いつも、自分がミスしてしまうこと。同じようなパターンを繰り返してしまうこと」を徹底的に分析してみるのです。
甘えず、油断せず、大切な1年をムダにしないように
大学入試は「時間との競争」です。時間は決して逆戻りしません。春は新しい挑戦を始めるのに最適のタイミングです。ここから50時間、100時間、と具体的な勉強時間を積み重ねていく。そうした先に「気がついたら、新しい可能性を見つけていた」と「自分でも驚くような成長」感じている自分がいる。そういうものなのです。
甘えてはいけない。油断してはいけない。目の前の中途半端な情報だけで、大切な受験生の1年間をムダにしてはいけない。
今からちょうど一年後の「春」に、成長している自分と出会うために。
がんばれ新受験生 応援していますよ!
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