志望理由書(申請書)の書き方 3つのポイント【東北学院大学 入試対策】

大学入試「志望理由書の書き方」3つのポイント

志望理由書の書き方 3つのポイント


志望理由書を提出する数週間前に、あわてて準備を始める。「何を書けばいいのかわからない!」と思いつつ、高校の先生に誤字脱字をチェックしてもらいながら、なんとか埋める。「・・・もっと早くから準備をしておけばよかった!」

毎年、直前になって慌ててしまう先輩たちが少なくありません。大学入試は、一生の中でも一度しかない貴重なチャンスです。あわてて「適当に終わらせる」のではなく、悔いのない充実した内容に仕上げたいものです。

今回は、多くの先輩たちの「志望理由書」を添削(指導経験19年)してきた経験から「最初に準備しておきたい 3つのポイント」を解説してみたいと思います。まずはこの3つのポイントを踏まえ、しっかりと準備を進めていきましょう。

勝負は「書く前」に決まる

頭の中に思い浮かんだ情報だけで、志望理由書を書こうとしても、すぐにネタ切れになってしまいます。同じような言葉を繰り返したり、見本の文章をコピーして、何とか埋めようとしてしまうもの。

部活で、強い相手と戦うときは事前に相手の情報を調べて対策を行うように、入試という競争の場で勝負するには、事前にしっかりとした準備をしておく必要があります。とくに、文章を書くのが苦手な人ならばなおさらです。苦手な分、他人よりも早く、十分な時間と労力をかけて準備を行ってから、文章書き進めていく事が必要なのです。それでは、具体的に「準備をしておきたい3つのポイントに」ついて、順番に解説してみましょう。

ポイント1)志望校について調べる

孫子に「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というという一文がありますが、まずは相手を知ることから始めることです。志望理由書は「好きなことを、自由に書けば良い」ではありません。大学が志望理由書を通して「何を求めているのか」ということを理解する必要があるのです。

パンフレットを読み、オープンキャンパスに参加して「この大学、学部では何を学べるのか」情報収集を行いましょう。アドミッションポリシーを熟読し「どのような学生を求めているのか」を徹底的に調べていきます。

ある先輩は、東北学院大学のホームページやパンフレットを印刷し、気になる部分にマーキングをしたり書き込みをしたりと、自分だけの資料を作り込んでいました。このような作業を行っておけば、志望理由書を作成する時だけでなく、面接で質問されたときにも役立つ資料になります。

別の先輩は、オープンキャンパスに参加し、質疑応答の場で積極的に質問することで疑問点を解消していきました。直接対話をすることで、その中からヒントを見つけていく過程は、志望理由書対策だけでなく、小論文に必要な情報収集力を高めることにつながります。このような作業を経験しているかどうかで、本質を理解できているかどうかの質が決まることは間違いありません。

志望理由はリサーチから(東北学院大学入試対策)

ポイント2)自分自身について調べる

志望理由書には「高校生活を通して、どのようなことを学んできたか」ということを具体的に記入する項目が用意されています。しかし、頭の中に浮かぶ情報だけで書き進めていくと、数ヶ月前の出来事しか思い浮かばなかったり、同じようなネタを繰り返し書いてしまうことになってしまいがちです。

「自分自身のことが、一番よくわからない」といいますが、自分のことを客観的に振り返るのは、意外と難しいものです。時間を確保し、本格的に考察してみることです。まずは、高校生活を振り返り、一つ一つ自分が積み重ねてきたことを確認していきましょう。大学入試に関することだけではなく、自分自身が興味を持って掘り下げてきたこと、また周囲の人から言われたことなども思い出しながら、ノートに書き出していくのです。

実際に私たちは授業の時に、生徒の経験を掘り下げ整理していく課題を行うのですが「わたしは、志望理由書に書けるような体験がありません・・・」と落ち込んでいた生徒でも、掘り下げていくうちに「そういえば!」と、自分でも忘れていた貴重な時間を思い出すものです。それが見つかったならば、一つ一つを徹底的に掘り下げ広げていくだけです。

高校生活は、あっという間に過ぎているようで、様々なことが起きているものです。まずはそれを振り返り、自分自身から情報収集していきましょう。そしてこのような作業は、実際に行ってみると、なかなか面白いものです。信頼できる先生や友人に協力してもらいながら、積極的に自分自身に取材してみましょう。

ポイント3)未来の方向性」を調べる

ここまでに、2つの異なる角度から情報を集めてきました。次はこれらの情報を使って「これから挑戦してみたいこと =未来の方向性」について、情報収集していきます。

具体的には、1と2の情報をベースにして「自分が大学で何を学びたいか」「理由の背後には、どのような自分自身の体験があるのか」そして「その先にどのような目標を描いているのか」を考えていきます。東北学院大学に合格したい! が今の皆さんの重要な目標だと思います。そこに「合格したあとに、どのような未来を描きたいのか」という目標を考察していくのです。

もちろん、今の段階の目標で大丈夫。実際に大学に行ってから、様々な体験を通して、その目標が変更になることもたくさんあるでしょう。しかし、今の段階で未来に関する情報(仕事・職種など)を探っておく、そして思考しておくということが大切なのです。

ある先輩は、この作業を通して「自分が挑戦したいと考えている仕事」を具体的に見つけることができました。その結果、大学生活を通して目標を意識した時間を積み重ね、目指していた進路(企業)に就職することができたのです。

「合格したあとのことは、それから考える」と何も調べずに発言することと、しかるべき情報収集を行った上での発言は、同じ言葉でも背後にある思考は大きく異なります。そして、このような作業は、受験生の皆さんにとって「貴重な時間」になるものです。調べた情報をベースに、一つ一つ積み上げてみましょう。

志望理由の書き方(まとめ)

志望理由書(申請書)の書き方 まとめ

今回は、志望理由書を「準備する3つのポイント」について解説しました。ここまでの内容を読んでみて理解してもらえたと思うのですが、まずは準備が大切。そして基本が重要だということです。

入試の日程が進んでいくと、学校や友人から聞いた「一過性の情報」が気になってくるものです。「東北学院大学では、これを書けば合格点がもらえる」などという情報が耳に飛び込んでくるでしょう。そしてその多くが「〇〇先輩が言っていた」とか「ネットの記事に書いていた」というような思い込みを中心とした、脆弱な情報である場合が少なくありません。

そのような情報を無理に無視する必要はありません。しかし振り回されることは避けなければいけません。評価を受けるのは、しっかりとした基本の上に組み上げた「あなたらしい創意工夫」の積み重ねです。貴重な時間を大切に、目の前の課題に雄々しく進んでください。

試験官(大学の先生)は、たくさんの受験生を見てきています。その前で、堂々と自分らしく、そして「ここまで仕上げたのだからきっと大丈夫」と思えるような、志望理由書を書けるように準備を進めていきましょう。

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