進路が決められずに、不安になっている高校生へのアドバイス(受験生応援コラム)


進路相談の時に、よくある質問「自分に、自信が持てない」


先日、受講生のNさんから進路についての相談を受けた時の話です。Nさんはこれから自分が進む方向が見つからなくて悩んでいました。「やりたい事がたくさんあって、選べなくて悩んでいる」のではなく「自分には、何ができるのだろう」と、自分に自信が持てずに悩んでいたのでした。もしかすると、この文章を読んでいる人の中にも同じように感じている人が多いかもしれません。

自信が持てずに迷っている生徒の話を聞いていると「今までに、うまくいった体験が少ない = 成功体験がほとんどない」と口にする人が多いように感じます。ところが、ひとつひとつ時間を遡って探してみると「そういえば」「あの時は!」と、少しずつでも確実に「うまく行った時のこと」を思い出すものです。


「うまく行かなかったこと」を、強く記憶する仕組み


人間の脳は「うまく行かなかったこと」を強く記憶する仕組みがあるのだそうです。それは「危険を回避」して生命を維持するために、必要な仕組みだったということです。太古の世界では「わずかな注意不足が、大きなトラブル」になることが少なくなかったでしょうから、この仕組みには納得することができますね。

しかし「うまく行かなかったこと」に意識が向きすぎて「うまく行ったこと」を、忘れてしまうのは良くありません。時には過去に戻って、自分が成し遂げてきたことに光を当て、確認してみる時間も必要です。そこから「自分なりの、うまく行く方法」が見つかりますし、なによりも「あれができたのだから、これもできるかもしれない」という希望も見えてきます。


それを「具体的な目標」として、展開していく


希望が見えたのならば、今度はそれを「学習計画」という具体的な目標として、書き出していきます。「自分には何ができるだろう?」という状態では「何ができるか?」を探す学習計画になってしまいますが、「うまく行く方法を考えてみよう」という状態になっていれば「具体的な対策や方法」を考えていくことができます。それを実行するための「情報」や「知識」も集めることができます。

第一志望大学に合格した先輩たちも、最初はみんな不安だったんです。そのように感じてしまうのは、当然のことなのです。そこで立ち止まり、行動をしなくなることが問題なのですね。

まずは「未来に不安を感じるのは、あたりまえのことなのだ」と意識すること。過去の自分を振り返り「よかったこと」「うまくいったこと」などを集めながら、それを原動力として「具体的な方法」を考えてみること。十代のみなさんにとって、これからの一年間という時間は、大きな可能性が眠っています。周囲からの言葉や、最近のできごとばかりに意識を向けず、一年後の自分に目を向けてみてください。そこにはきっと、今の自分よりも何倍にも成長した「あなた自身」が立っているはずです。

さあ、いよいよ新学期。
がんばれ受験生!

仙台EG式プロ家庭教師コース(佐藤)



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