【11月のアドバイス】過大評価も、過小評価も必要ない。(大学受験)


海外在住の生徒とオンライン授業をしていた時の話です。彼は「海外生活をしていて、1番の不満は『おいしい和食』が食べられないことです」と語り始めました。

日本にいる時は、そこまで和食に魅力を感じなかった。むしろ海外の料理に興味があった。しかし日本を離れて海外で暮していると、和食のすごさを再認識するあんなに美味しくてヘルシーで安く食べられるのはすごい。来月日本に一時帰国するけれど、今から何を食べるか楽しみにしている。このようなことを、熱く語ってくれたのでした。


【灯台下暗し】という言葉があります。これは「身近な事象はわかりにくい、見落としてしまうもの」という意味ですが、確かにそうだと感じます。面接対策をしていても、ついつい「何か特別なことを言わなければならない」という気持ちが優先してしまい、逆に何を話せば良いかわからなくなってしまう生徒が少なくありません。しかし「自分らしい魅力」は、意外とすぐそばにあるものです。

身近すぎて気がつかないもの。自分では当たり前だと考えていて、その素晴らしさに気がついていない体験。そのような出来事がきっと皆さんの中にもあるはずです。客観的に距離をとって、自分が積み上げてきたことを一つ一つ確認してみてください。そしてそれをどのように整理すれば、相手にうまく伝わるのかと考えてみて下さい。

面接官は「特殊な体験の話」だけを聞きたいわけではありません。あなたがどのようなことに取り組み、乗り越え、そして今の自分を形成してきたのかを知りたいのです。そのプロセスに、あなたらしい個性が表現されているからです。

過大評価するは必要ありませんが、過小評価する必要もありません自分自身の高校生活を振り返り探ってみてください。きっと「よし、この内容で勝負してみよう!」という自分らしいアピールポイントが見つからずはずです。

がんばれ受験生
応援していますよ!






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