Oさんとの会話
Oさんは、少し考えたあと「最初は色々と大変なこともありますが『住めば都』というように、どの国でも慣れてしまえば快適に暮らせました」と答えてくれました。どこの国へ行ったとしても、目の前の問題をひとつずつ片付けていくしかない。そうやって乗り越えていけば、やがて「住めば都」になっていく。複数の国、様々な国籍の人達と生活してきたOさんの言葉には、実際にそれを経験してきた人たちが持つ「深み」が感じられたものです。
挑戦する前に、挑戦を諦めていないか?
そしてこれは「新しいことに挑戦」しようとしている、受験生のみなさんにも共通する部分があると思うのです。新しいことへ挑戦する時は、躊躇してしまうものです。その場所には様々な困難が待ち受けているように感じられ、このままでもいいのではないか、今できる範囲で妥協するのも選択肢なのではないか、そのように考え「挑戦する前に、挑戦をあきらめてしまう」人も少なくありません。
未体験の場所は、わからないことが多く不安を誘います。それが未体験であればあるほど、不安要素は増えていきます。しかし、一歩そこに足を踏み出してみると、踏み出した分だけ経験値が増えます。そして少しずつでも進んでいくのならば「安心できる範囲」が、確実に広がっていきます。
できないこと、より、できること
それを、半年、一年、と継続したならばどうでしょう? 一年前に「未知だった場所」は既知へと変わり、もっと先を目指している自分に気がつくはずです。中には、一年前の自分には想像もできないような場所にたどり着いている人も、いるかもしれません。
挑戦にはエネルギーが必要です。その貴重で限られたエネルギーを「できないこと」を探すために使うのではなく「できること」のために使ってください。少しずつでも確実に「正しい努力」を積み重ねてください。一年後、二年後「あの時、挑戦してよかった」という自分に出会えるような、そんな受験生活を選択してほしいと願っています。
がんばれ受験生
応援していますよ!
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