「すぐに結果が出なくても、あせってはいけない」8月の受験アドバイス

8月の学習アドバイス

すぐに結果が出なくても「あせって」は、いけない。


「夏休み中に一生懸命努力したけれども、結果を出すことができませんでした」と、落ち込んでしまう生徒がいます。

「努力が足りなかったのか?」
「学習計画が間違っていたのだろうか?」

と自己批判を行って悩んでしまうわけですね。

しかし、すぐに結果に表れないからといって、あせってはいけません。成績は一直線に上がるわけではありません。夏に身につけた基礎学力は、秋以降になってから「ああ、あの時頑張ってよかった。あの努力は無駄にならなかった」と実感できる時がくるものです。

定期テストと、受験勉強の違い


学校の定期テストのように、試験範囲が限定されている場合は、直前の努力が直接点数につながる場合も多いでしょう。しかし大学入試対策のように試験範囲が膨大であり、総合的な知識が必要な問題を回答するには、短期間で結果を出すのは難しいもの。

水泳の教科書を読んでも、すぐに泳げるようにはなりません。実際にプールに行き、繰り返し練習を続けていくことで泳ぎ方のコツがわかってくるように、実力が身につくまでには、しかるべき時間が必要になります。受験勉強の学習計画と、定期テストの学習計画は共通の部分もあるけれど、異なった視点から考えていく部分もあるということです。


正しい努力は、必ず結果につながっていく


しかるべき学習計画を立て、具体的な努力を積み重ねたならば、必ずどこかが成長しています。むしろ「頑張ったのに結果が出ない」と慌ててしまうことによって、せっかく良い方向に進み始めていた内容を、中途半端で投げ出すことはよくありません。

真面目な生徒ほど「努力が足りないのでは?」と、厳しく自己批判を行なってしまいがちですが、担当の先生に学習計画を確認してもらうなどして、焦りすぎないように客観的なアドバイスを受けることも有効です。気になる生徒は、早めに先生に相談してみてください。

まだまだ暑い時間が続きます。あせらず、たゆまず、一定のリズムを大切に!
がんばれ受験生。応援していますよ!