学習計画の変更を、先延ばしにしてはいけない。
受験勉強を進めていくうえで「学習計画」は大切な要素のひとつです。知らない場所へ行くには、事前に地図を見て全体像を把握しておくように、目標に進んでいくには学習計画という地図が必要になってくるわけです。
しかし「学習計画」には修正が必要になります。
最初に考えた計画は、いわば「理論的」な部分を主体にして作ったもの。そこには「たぶん、大丈夫だろう」「こんな感じで進むだろう」と、推測も組み合わさった内容が含まれているものだからです。
実際に課題を進めていくと、体験からわかってくることがあります。繰り返し課題をこなしていくことで、今まで気がつかなかった自分の弱点や強みを見つけることもあります。そこには、最初に考えた学習計画とは食い違う点もあるでしょう。「それ」に気がついたならば、すぐに学習計画を立てて修正を行う必要があるのです。
成長するための「改善」は積極的に行っていこう
ところが「最初に立てた学習計画は、絶対に変更してはいけない」と考え、そのまま続けようとして途中で挫折してしまう生徒が少なくありません。計画はあくまでも計画です。実践していく中で、新しい情報や発見があれば「修正」しながら、より適切な計画に改善していくことを躊躇してはいけません。目標に向かって力強く進むための修正は、逃げでも諦めでもなく、堂々とした改善です。学習計画は「成長するため」のツールであり「絶対に変更していけないルール」ではないのです。
もしも今あなたが「自分なりにギリギリまで頑張っているのに、今ひとつ手応えが感じられない」と感じているのならば、学習計画を見直してみる時期なのかもしれません。すべてをリセットするのではなく「全体の20%前後を修正」を目安にするのも良いでしょう。信頼できる先生に確認をお願いしたり、先輩たちの合格体験記を読み様々な視点から確認してみるのも有効です。
繰り返しになりますが、計画には修正が必要なもの。新学期の時期に一度立ち止まり、全体像と、今の自分の状況を確認しながら、学習計画の修正を行ってみてはどうでしょうか。
がんばれ受験生。応援していますよ!