【8月のアドバイス】その真面目さを、もっと正しく活かす夏に。(大学入試)

8月になりました。夏休み真っ最中のこの時期「これだけ勉強しているのに、手応えを感じられない」「理解度が上がっている気がしない」そのような相談を受けることがあります。実はこの感覚、真面目で完璧主義の生徒ほど陥りやすい落とし穴かもしれません。

完璧主義の生徒は「完璧に理解してから次に進もう」とする傾向があります。間違えた問題や理解が浅い部分を、徹底的にマスターしてから先に進もうと演習時間を費やします。その気持ちはよくわかります。そして「学ぶ姿勢」として、とても大切なものです。しかし、限られた夏休みという時間の中では、この意識がブレーキになってしまうことが少なくありません。特に、苦手科目の克服を目指している場合はなおさらです。


実際に、たくさんの生徒を指導してきた経験則として、課題の70%〜80%くらいまでは比較的少ない労力で到達しやすいものです。しかし、そこから90%、さらに100%へと完成度を上げようとするほど、必要な労力はどんどん大きくなっていきます。費やした時間よりも、得られるものが多くはない。しかし、真面目な生徒ほど膨大な時間を費やして頑張ろうとする。先に進まない。手応えも感じにくい。といったサイクルをくり返してしまいがちになるのです。

とりわけ苦手科目(分野)の克服のように、全体像の把握と理解が必要な場合は、100%の完成を目指して進めていくと時間切れになってしまい、後半部分が雑になりがちです。それよりも「一回目は70%〜80%の理解度でOK。全体像を把握してから、復習の回数を増やすことで理解度を上げていく」方が結果的に長期記憶に留まりやすくなります。

真面目さはあなたの大切な才能です。しかし、限界まで学習時間を費やしても手応えが感じられない。残り時間へのプレッシャーが重くなってきた。それは、学習方法を見直すタイミングかもしれません。8月に切り替わるこのタイミングで、学習方法と意識を少し切り替えてみる。この試行錯誤が、後半のリズムを整えてくれるはずです。

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