7月になりました。この時期になると、夏休みを意識し始めた人も多いかと思います。「夏は受験の天王山」という言葉もありますが、まさにここは頑張りどころ。受験生にとってまとまった時間を確保できるのは、実質これが最後になるからです。
「英語は絶対に頑張りたい」「小論文も不安だ」「入試の情報も集めなければ」と、やるべきことが次々に浮かんできます。しかし、漠然と目の前の課題に手を伸ばすのではなく、まずは現状把握をおすすめします。自分の状況を客観的に分析し状況を把握すること。そこから課題を整理整頓し優先順位を決めていくのです。
模試や定期テストの結果を数値で確認し、そこから「英語は絶対に頑張りたい!」ではなく「長文読解で時間が足りない」のか「語彙力不足」なのか「リスニングで点が取れていない」というように、課題を分析し「時間がかかるもの・すぐに終わるもの」「優先事項・秋以降でも大丈夫な事」といった評価軸を設定し、具体的な課題と計画を項目別に整理していくのです。
夏休みが終わった時、多くの受験生が「人生の中で、一番早い夏だった」と感想を口にします。長いように見えて短いのが「受験生の夏」です。漠然とした印象だけで夏を迎え、中途半端に過ごしてしまってはもったいない。勝負は戦う前に決まっている! と、この時期から体制を整え淡々と課題をこなしていくことが大切です。
現状把握、分析、優先順位の決定。時には「やること」だけでなく「やらないこと(秋以降に対応できる事)」を決めることが必要になるかもしれません。総合的な視点から「この夏、自分に必要なこと」を時間をかけ、ていねいに準備と対策を進めてください。
「人生の中で、一番早い夏だった」と口にした先輩たちは「でも、今までで一番充実した夏だった!」と続けていきます。自分で設定した課題に取り組み、正面突破で完成できたという達成感。それをストイックに1ヶ月継続できたという充実感。この経験は、入試直前の時期に、あなたを支えてくれる自信になります。今この瞬間が「充実した夏」につながっていることを意識し、淡々と進んでください。



