【6月のアドバイス】「変える」より「崩さない」こと(大学入試)

6月になりました。新しい環境に慣れてくると、落ち着いて周囲の様子が把握できるようになります。模試の結果や同級生の学習状況なども見えてきて、真面目な生徒ほど「もっとやらなければ」と考えやすくなります。その結果、不安が強くなり、必要以上に情報収集に時間を費やしたり、新しい問題集を増やしたり、睡眠を削って勉強時間を確保しようとします。

しかし焦りは禁物です。人間の心理として、不安が強くなると長期的な成果よりも「今すぐ安心できる行動」を選びやすくなると言われています。つまり、焦りが強くなることで視野が狭くなる。結果「ネットでの情報収集や、新しい問題集の購入」などで安心を確保しようとして、今取り組むべき本質的な課題を後回しにしてしまうのです。

今の時期(6月)に大切にしたいのは「変える」より「崩さない」ことです。秋以降に安定して伸びる生徒は生活リズム・学習ペース・メンタルを安定させる工夫をしているものです。受験勉強は一定の速度で上昇する時期ばかりではありません。上下を繰り返しつつ、周囲からの情報に揺らされつつも、淡々と課題を積み重ねていく時間が必要です。

短期間で伸ばそうとすると、結果が出にくいためモチベーションを保ちにくくなります。大切な夏の前に反動が出やすくもなります。だからこそ「学習習慣を崩さず」を維持することが、結果的に夏以降の伸びにつながっていくのです。

模試の成績など「客観的な情報」で今の状況を把握する。3ヶ月、6ヶ月の長期目標を立て、そこから「今必要な課題」を選択していく。見落としを防ぐために、信頼できる先生に確認してもらいながら、淡々と維持していく。正しい学習時間は、しかるべき結果へつながっていきます。そしてそのようにして積み上げた膨大な時間と学習量は、秋以降の自分を支えてくれる「自信」になるのです。

がんばれ受験生
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