【高校2年生】受験勉強の始め方「知的好奇心を磨け!」難関大学への合格を目指す。

受験勉強を始める【高校2年生】へのアドバイス

この記事を読んでいるということは、あなたは「なぜ?」の好奇心を大切にし、自ら学びを進める探求心の高い生徒なのだと思います。今回は、そんな「知的好奇心」を、受験勉強で最大限に活かすための戦略を紹介します。「焦り」や「不安」といった感情に流され時間を無駄にせず、知的好奇心を生かす挑戦として受験を捉え、淡々と学習を加速させましょう。

1. 受験勉強を「知識の詰め込み」から「知の探求」へシフトする視点

受験勉強を「暗記」だと捉えがちです。しかし、昨今の受験生に求められている総合的な学力を身につけるには、より深い考察が必要になってきます。

「なぜ?」を深掘りしよう

・たとえば、夏目漱石の『こころ』では「三角関係の末路」といった視点で終わらせるのではなく、作者・夏目漱石が、この作品を通して表現しようとした「近代化がもたらしたもの」とは何か? またそれは、現代社会にまで継続しているのではないか? などと、作者の思想、作品が書かれた時代背景を調べ、さらに時間軸を移動させ「現代の問題」と重ねて考察していく。

様々な知識が増え視野が広がると、教科や分野を越えた「関連性」に気がつく瞬間がやってきます。そしてそれは、知的好奇心を刺激する楽しさを感じさせてくれることでしょう。このような「探求学習」の姿勢が、難関大学合格への壁を突破しするためのエンジンとなり、あなたの背中を押してくれるのです。

2. 「読書の幅を広げよう。入門書のすすめ」

読書を通して、知識と興味の幅を広げよう

・志望している学部に関連する、少し専門的な入門書や新書を読んでみましょう。教科書では触れることができない語句や世界観を吸収することで「これから自分が学ぶこと」をイメージできます。そしてそれは、受験生の1年間においてモチベーション維持に繋がる原動力になるでしょう。

教科書や高校で配布される資料のみならず、様々な書籍に触れることで「新しいヒント」を得ることができます。 与えられたものだけでなく、自主的に学習を進めていく。 その過程が、考える力や自分らしさを育てていきます。 時間に余裕がある高1・2年生の間に、読書の習慣を身に付けておく事がお勧めです

3. モチベーションは「内的充実」から生まれる

他者との比較ではなく、自分自身との勝負

・私たちは、他人との比較による「外的要因」に意識が向きがちです。しかし、他者ではなく「昨日までの自分 = 内的要因」に意識を向けることが大切です。 勉強は、すぐに結果が出るものではなく、1年以上の長期計画で育てていくもの。小論文のような「思考力」や「知識」が必要な総合科目であるならばなおさらです。

「理解が深まる喜び」といった「内的要因」による成功体験を、 少しずつ積み重ねていきましょう。本物の学力を身につけるには、膨大な時間と試行錯誤が必要です。しかし、1年2年とゆっくり淡々と磨いてきたその力は、 あなただけの貴重な体験であり実力なのです。そしてそれはきっと入試会場で本物の勇気となって支えてくれることでしょう。

4. これから受験生になる 高校2年生のみなさんへ

「知的好奇心」と「コツコツ努力できる才能」は、受験という長距離走における最強の武器です。来たるべき受験本番に向けて、流動的な情報ではなく、本質的な学力を育ててください。皆さんの探求心あふれる高校生活を応援しています!


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