【確認】総合型選抜の小論文対策、後回しにすると後悔する3つの理由【大学入試】

「総合型選抜って、小論文と面接なら、3年生になってからでも間に合う?」

もし今、あなたがそのように考えているのなら、受験勉強を開始してから後悔してしまうかも。総合型選抜(旧AO入試)は、一般入試と同様に時間をかけた準備が必要な入試方式です。さらに、難関大学への合格を目指すのであれば「直前の対策」だけでは通用しません。

この記事では、総合型選抜で多くの受験生が陥りがちな【3つの誤解】と、今すぐ始められる入試対策を紹介します。参考にしてください。

誤解①:「小論文対策は直前でも大丈夫」は大間違い!?

小論文は「書き方」=段落構成・文章表現技法」だけでは合格点に達しません。求められるのはか【論理的思考力と知識(教養)】を基盤にした総合力です。

小論文には確かに「型」があります。しかし、それを覚えただけでは高評価は得られません。合格者の文章には「自分の言葉で考えた痕跡 =論理的思考」と「豊富な知識 =多面的な視点」が存在します。これらは、直前で身につくものではなく、時間をかけて地道に磨かなければ習得できません。

開始する目安としては「高2の夏〜秋から本格スタート」が理想です。この時期からですと、入試までに1年以上の時間的余裕があります。一般入試の対策や、定期テストの勉強と並行して進めるわけですから、1年単位での学習計画が必要になるからです。

誤解②:「評定が不足していても、小論文と面接で逆転できる」!?

「総合型選抜は内申点(評定平均)が足りなくても、小論文や人物評価で逆転できる」そのような情報を目にしている生徒もいるようです。大学の出願条件には、評定平均が設定されていますが、この評定平均で合格できる、というラインではありません。実際にはより高い数値が求められていることが現状です。

そしてなによりも、評定は日々の学業に向き合えているか、を確認する重要な要素です。高校3年間の平均値で評価されるため、1・2年生の評定をおろそかにしてしまうと3年生で逆転することは難しくなります。得意科目を伸ばしつつ、苦手科目を放置せず早めにバランスよく底上げしていくことが重要です。

誤解③:「実績がないと不利になる」!?

「部活も結果を残せていないし、評価してもらえる要素がないから無理かも…」

そのような不安で自己評価を下げてしまう生徒がいます。しかし、評価を受けるのは入賞実績だけではありません。部活・委員会・特技・課外活動など、評価を得られる項目は複数存在します。自分では価値を感じていないできごとでも、客観的な視点で判断すると評価につながるものが少なくないのです。

志望理由書は「自分の過去 =高校生活」と「大学で学びたいこと」を組み合わせて書いていきます。自分の過去を振り返り、その中からブラッシュアップできるものを時間をかけて育てていく。挑戦と学びを積み重ねていく。時間をかけて身につけたものは、あなただけのスキルであり個性になります。

「高校生活そのもの」が評価される入試形式 =総合型選抜

総合型選抜は、その名称の通り「総合的」に評価されます。今この瞬間からの努力が、評価対象になるともいえます。時間を無駄にせず、充実したものに育てるのです。

受験生の1年間は、あなたが想像しているよりも早く過ぎていきます。入試の日程を確認し、そこから逆算しながら対策を進めていく。早すぎるということはありません。1年あれば、ワンランクアップの志望校合格も夢ではありません。チャンスを活かし、地道な努力をコツコツと積み重ねていきましょう。

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