例えば、1年前に書いた小論文。自分なりに徹底的に調べ、これ以上修正するところはないと思うところまで推敲し完成させたと思います。ところが今読み返してみると、想像していたよりも修正する部分が見つかると思います。知識不足による考察の浅さや、曖昧な論理展開。そして、当時よりもずっと短い時間で完成度の高い小論文を完成させることができている自分に、気がつく人も少なくないでしょう。
つまりそれが成長した、ということです。
残念ながら、努力がすぐ結果につながる事はさほど多くありません。成長できたと思うと元に戻ったり、時には後退を繰り返しながら、緩やかに成長のカーブを描いていく。それが現実です。成長できているかどうかわからない。迷ったり悩んだりしながらも、地道な努力と時間を積み重ねた結果、ふとレベルアップできている自分に気がつく。そういうものなのです。
9月になりました。今年も後半戦に入っていきます。1年、2年と、積み重ねてきた努力はあなたを支えてくれます。正しい目標設定と、正しい努力を積み重ねてください。自分を客観視し、表面的な情報収集にとらわれず、本質的なものに目を向け積極的に吸収し続けてください。焦らずていねいに、目の前の課題に取り組んでください。「あの時、がんばってよかった」と、一年前の自分を誇りに思える瞬間に、出会えるはずです。
がんばれ受験生。
応援していますよ!
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