【8月のアドバイス】すべての道は、つながっている。(大学受験)


富士山の 登山ルートが、いくつあるか知っていますか。 富士登山の公式サイトによると、吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート、以上合計で4つの登山ルートがあるそうです。

それぞれの登山ルート(登山口)は、出発点が異なります。歩くルートも異なりますから、見える景色も、必要な時間も、そこで得られる体験も異なっていることでしょう。しかしながら、どのルートを選んだとしても、最終的にたどり着くのは富士山の頂上です。 1つだけ、他の山の頂上に到達する事はないのです。

受験勉強も、これに似ている部分があります。 志望動機も、スタート地点も、学習方法も、環境も異なる受験生が、第一志望合格という同じ目標に向かって進んでいく。そこには、受験生と言う共通点はあるものの、どれ1つとして同じものは存在しないのです。

ネットで検索すると、様々なそして膨大な量の情報が表示されます。 華やかな合格体験のレポートなどを読んでいると、自分と合格した人達との違いに意識が向き、不安を感じることもあるでしょう。 気がつくと、検索してるだけで膨大な時間を消費して焦ってしまった人も少なくないと思います。

しかしながら、そこに掲載されているものは、それぞれの受験生が、それぞれ立場の異なった環境で成し遂げた結果です。 共通する部分、参考になる部分は存在しますが、完全一致するものではありません。 むしろそれらの情報に触れることで、不安に駆られ「自分には必要がない情報」や「自分に都合の良い情報」を集めて、誤った方向へ進んでしまうことは避けたいものです。

大切な事は、基本を確認しながら進むこと。間違いに気付いたならば修正すること。模試などの客観的なデータと照らし合わせながら最優先事項を確認し、残り時間と照らし合わせながら進めていくことです。どのようなルートを選択したとしても、たとえそれが他のルートよりも少しだけ遠回りになったとしても、正しい学習方法と、個人的な思い込みを排除した正しい視点で目標を捉え続けながら進んでいくのならば、それはやがて頂上につながっていくのです。

富士登山には「胸突き八丁」という言葉があります。 頂上に向かう直前が最も辛く、そして耐え難き時間が続くということです。しかし、そこが力の見せ所です。一年、二年と積み重ねてきた実力を信じるタイミングです。永遠に続く、登山道は存在しません。 苦しい時こそ、目の前の課題に集中し一つ一つ丁寧に仕上げて下さい。その積み重ねが、あなただけの「合格体験記」としてずっと残っていくんですよ。

がんばれ受験生
応援していますよ!









オンラインで小論文対策!

佐藤先生の「添削指導&面接対策」がマンツーマンで受けられる。それもオンラインで!くわしい内容は公式ホームページへ → 佐藤先生の「オンライン小論文講座」


【オンライン小論文講座の内容を、佐藤先生本人が解説】