【12月のアドバイス】 種をまくから、花が咲く(大学受験)


道に咲いている花は、ある日突然そこに咲いたのではありません。誰かがそこに種をまいた、もしくは何らかの形でそこに種が運ばれた結果、根付き育ち花が咲いたわけです。

受験勉強もこれと同じです。小さな種をまき、そしてそれを丁寧に育てた結果、 大きな花がひらくわけです。種もまかず何もせず、ただじっと待っていたのでは成長しません。1年前の自分と同じ自分で終わってしまいます。 これが自然の法則です。

成績を伸ばし、第一志望への合格を手にした先輩たちは、最初の段階で「たくさんの種」をまいています。 合格という結果だけを見ると「あの先輩は才能があっていいな、頭がいいから合格できたんだろうな」と思うかもしれません。しかし、すべての種が発芽するわけではありません。育つことなく終わってしまう種も少なくないのです。

そこから、失敗や試行錯誤を繰り返しながら、芽吹いた種を丁寧に時間をかけて育てていった、からこそ、自分らしい花を咲かせることができたのです。私たちは、すぐそばでその姿を見ていますから、その様子が本当によくわかります。

今年も残り1ヵ月となりました。1年間を振り返ってみて、あなたはいくつ種をまくことができたでしょうか? そして、どのような花を咲かせることができたでしょうか? もしかすると、まだ発芽していない種が残っているかもしれません。すでに、成長が楽しみな状態の人もいるかもしれません。

どちらにせよ、花を咲かせるためには種をまく必要があります。できるだけ多く、そして芽が出るまで何度も繰り返し丁寧に、挑戦を続ける必要があります。 土壌をしっかりと作り、タイミングを計り、正しい方法で育てていくならば、やがて、あなたらしい花が1つ2つと咲く時がやってきます。

残り1ヵ月間、今できることをしっかりやっていきましょう。そして来年に向けてたくさんの種を準備していきましょう。その先には「あの時、じっくり準備して良かった」と実感する瞬間が待っているはずです。 

がんばれ受験生
応援していますよ!






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