【6月のアドバイス】あせりは、受験生の敵。(大学入試)

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苦手科目を克服しよう、と考えると、どうしても早く先へ進まなければいけない。1ページでも早く終わらせたいと、スピードを重視しがちになります。その気持ちはよくわかります。受験生の1年間は本当に早く過ぎ去ります。それは高校生の皆さんにとって、今まで体験したことがない速度かもしれません。そのように考えるのも当然のことです。

しかしそこで、焦ってはいけません。スピードと効率を重視し、先へ進むことに視点を固定してしまうと、どうしても見落としが増えてしまいます。わかったつもり、理解したつもりで、先に進んでしまいます。その結果、雑な勉強内容となり理解度が低くなってしまう。結局、もう一度戻ってやり直すところが増えてくる。結果、なかなか成績が上がらないといった状況に陥ってしまいがちなのです。苦手科目ならば、なおさらです。

苦手科目を克服したいと考えるならば、最初はゆっくりすぎるほど丁寧に進んでいくことがポイントです。学習計画を立る際に、復習をする時間を確保した計画を考え、じっくりと進んでいくことが大切です。

最初の数ヶ月間は「これで大丈夫なのだろうか」と思うほど、ゆっくりとしか進まないかもしれません。しかしある一定の学習量と時間を積み重ねていくと、最近わかる部分が増えてきた、問題を解くスピードが早くなってきた、など体感できることが増えてきます。まだ、テストの成績には反映されていないけれども、苦手意識が減っている自分に気がつく生徒もいます。

そこまで努力を継続できたなら、苦手科目の克服は最初のステップを越えています。勉強時間が点数に反映されていく段階がやってきます。そこまでは、丁寧に進むこと大切です。長い間、ずっと苦手にしてきた科目を克服したいのならばなおさらです。受験生にとって一番の敵は焦りなのです。

まずは、今の自分の状況を模試などで客観的に把握する。自分に必要な情報を整理する。学習計画を見直し、正しい学習方法で、20時間、30時間、と数ヶ月単位で時間を積み重ねていく。信頼できる先生にチェックしてもらいながら、正しく進めているかを確認することも大切です。模試のタイミングに合わせて、段階ごとにチェックすることも有効です。

地道な時間は、受験生にとって忍耐力が必要だと想います。しかし1年後、2年後、その時を振り返った時、淡々と積み重ねて良かった、と思える時が来るはずです。達成した未来の自分をイメージし、しっかり進んでください。

がんばれ受験生
応援していますよ!






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