先日、志望校に合格したTさんから「授業でなかなか答えられなかった座右の銘が私にもできました。『為せば成る為さねばならぬ何事も』です。」というメッセージが届きました。「なせば成る なさねば成らぬ何事も」こちらは、米沢藩9代藩主 上杉鷹山が残した言葉とされています。地道な努力の先に合格を手にした、Tさんらしい「座右の銘」だと私は感じました。
ちなみに、この言葉には「成らぬは人のなさぬ成りけり」と続いていきます。この言葉を含めて解釈を試みるならば「頭の中で考えているだけでは、何も変化が起きないし結果にもつながらない。行動することで成果が上がる。成果が出ないのは『行動しないから』だ」という意味になるでしょう。
私たちは日々、様々な事象を目にしそこから刺激を受け考えを巡らせます。時には思考が止まることなく続き、眠れない夜もあるかもしれません。しかし、考えているだけで行動に移さなければそこで終了です。「来週の英語のテストどうしよう・・・」「模試の成績が上がらない。これ以上どうすればいいのだろう・・・」ただ悩んで迷って、そこで何もしなければ結果は変わりません。
しかし「前回のテストは熟語の問題が解けなかったから、早めに取り組んでみよう」「自分なりの勉強方法ではなく、他の勉強方法も試してみよう」と考え、問題集を選んだり信頼できる先生に相談するという「行動」に移行するならば、どんなにわずかな行動でも変化が生まれます。それを一ヶ月、半年と継続していくのならば、やがて蓄積され土台となります。気がついた時には、一年前の自分とは立っている場所が変化しています。
行動には苦痛が伴います。不安や面倒という感情が足を止めようとします。そこで立ち止まってしまう人も少なくありません。しかし、自分を成長させ第一志望へ合格した受験生は、必ずどこかで行動しています。立ち止まりそうになる気持ちと向き合いながら、一年、二年、と受験勉強を続けていくのです。
「成らぬは人のなさぬ成りけり」地道な挑戦と実践を繰り返したその先に、この言葉の本当の意味が理解できるのかもしれません。ぜひ、あなた自身の人生で「それ」をつかんでください。
がんばれ受験生
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