今、私たちは「今月末までに〇〇を終わらせよう」「来月になったら〇〇をスタートさせよう」と、「暦」を時間の区切りとして活用しています。この概念が存在しなくなった世界を想像するならば、おそらくそれは「漠然とした時間が連続していく世界」のように思えます。そこには「暦」による区切りがないですから「太陽が１０回登るまでの間に」と、いったような目安になるかもしれません。「あの街路樹の葉が赤く色を変えた時まで」かもしれません。これはこれで魅力的な雰囲気もありますが、それでもかなり漠然とした時間が過ぎていくように思われます。
さて、今月は「１月」です。
１月という、暦の概念のおかげで、私たちは「ここから新しい時間（年）が始まる」と、居住まいを正し気持ちをリセットすることができます。１２月３１日と１月１日は、わずか２４時間しか経過していないというのに、まるで別の世界が始まったかのような整った気配があるように感じます。
人生は１日の積み重ねです。昨日から今日へと時間の連続です。大きな変化や成長を望むのならば、日々の連続の中で現実的な行動を積み重ねていく必要があります。そして「１月」は、昨年を振り返り、目標を設定するに最適のタイミングです。暦の力を活用し、曖昧になりがちな日々を区切り、整理整頓してていねいに進んでいきましょう。来年の今日「ああ、この３６５日はとても素晴らしい時間だった」と振り返えられるよう、今日から積み上げていきたいものです。
がんばれ受験生
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