【４月のアドバイス】大切なことは、すぐそばにある。（大学受験）

アメリカで生活して、気がついたこと（Rさんの場合）

EG式から卒業した先輩の話をしましょう（ここではRさんとします）。Rさんはアメリカ在住の高校生でした。帰国子女として日本の大学を受験することになり、小論文対策の授業を受けていた生徒です。

Rさんは「日本が好きです」と時折口にしていました。アメリカに住むことによって、日本に住んでいた時以上に日本が好きになった。すばらしい国だと思う。そして将来は日本のために仕事をしていきたい。そのようなことを話していました。

日本にいる時は「あたりまえ」のように感じていたことが、海外で生活することによって素晴らしさを再認識する。遠く離れてみることで、身近で見えにくかった素晴らしさに気がつく。Rさんはアメリカでの生活を通して、そのような視点を持ったようです。

まずは「足元」を確かめてみよう

これは私たちにも、あてはまることです。私たちは自分自身のことがよくわかっていません。あまりにも身近すぎて「自分の可能性」が、見えなくなっているものです。そして自分探しを始めることで情報だけが増え、さらに混乱してしまう。なかなか見つからずに焦ってしまう。そのような経験がある人も少なくないと思います。

しかし「ほんとうに大切なこと」は、意外にすぐそばにあるものです。自分では「あたりまえ」と思っていることでも、周囲からすれば「あたりまえではない」ことが多いもの。短すぎて気がつかないことで、逆に遠回りをしてしまっているのですね。

もしも今、あなたが新しい挑戦を始めるにあたって「自分に何ができるだろう？」「挑戦したいことがあるけれど、自分にもできるのだろうか？」と疑問や不安に思っているのならば、まずは一度足を止めて「今の自分」を見つめ直してみてください。今まで自分が時間をかけて積み重ねてきたこと、ひとつひとつていねいに思い出してみてください。

灯台下暗し、ということわざがあります。答えはもうすでに、あなたの足元にあるのかもしれません。そしてそれを見つけることができたのならば、あとは地道な努力をひとつひとつ積み重ねていくだけです。昨日より今日、今日より明日と、確実に前を向いて進んでいくだけです。その繰り返しが、一年後の夢への最短距離だからです。

がんばれ受験生

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