すでに目標が決まっていて、課題も見えてきている生徒は慎重かつ大胆に、そのまま夏休みへ向かっていきましょう。勢いがある時は、その流れを利用して乗っていくことも受験勉強を進めていく時に活用したいポイントだからです。
しかし同時に「このままで大丈夫か不安」と、いまひとつ準備が進まない。始めなければいけないのに、どうしても手が動かない。そして対策を着々と進めている友人たちの様子を見てさらに焦ってしまう。そのような高校生も少なくないと思います。
そのような状況になった時は、まず「ちいさなことでもいいから、行動する」ことが大切です。不安や先が読めなくて悩んでいる生徒は「何もせずに立ち止まっている」状況が続いているはずです。この現実の世界は「行動 ＝ 作用」しなければ変化は生じません。ただ待っているだけでは、そのままの時間が過ぎていくだけです。
「夏休みだから」
「最後のチャンスだから」
「何か大きなことに挑戦しなければいけない」
そのように考えてしまうと、一歩踏み出すことが難しくなります。色々と考えてしまい行動する前に立ち止まってしまうことが多くなります。
車も「走り始め」に一番多くのエネルギーが必要になるように「最初の行動」が、実は一番大変なのです。一度スタートしてしまえば、そこからは順調に加速していきますし流れをつかんでしまえば、止めるほうが難しくなるもの。
そして、そうやって行動していけば、必ずどこかに変化が起きます。それは「こうすれば成績が上がるのか！」という気づきであったり、逆に「今までの自分は、ここが間違っていた。ここが不足していた」という部分を発見することかもしれません。どちらにせよ、行動することで変化しないということは、ありえないのです。
夏に向けて、いまひとつ先に進めない。がんばろうという気持ちはあるけれど、なんとなく躊躇してしまう。そんな時は「行動すれば、何かが変化する」と信じて、ちいさな課題を少しずつ終わらせていきましょう。その繰り返しを止めなければ、大きな成長につながる「重要なヒント」を見つけることができます。あとは堂々と進んでいくだけです。
正しい行動は、正しい変化を生み出します。間違った行動は、間違った変化へつながっていきます。今までの自分の行動を見直しつつ、夏に向けて着々地道な努力を重ねていきましょう。今から２ヶ月後「あの時、足を止めずに行動してよかった」と感じる瞬間がやってくるはずです。
がんばれ受験生
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