「勉強すればするほど知識が増えていくのだから、それに比例して自信が増えていくはず」普通ならば、そのように考えるかもしれません。しかし実際は逆なのです。理解できることが増えるほど、自分が理解できていない部分が明確になってくるものだからです。
学問の世界は、学べば学ぶほど、その奥深さが見えてきます。理解していたつもりの部分が、実際はほとんど理解できていなかった。一部分だけを見ていて、わかった気分になっていた。つまり学習時間が増えれば増えるほど、わからないことが見えてきて不安になるのは当然のことなのです。
もしも皆さんが「勉強すればするほど、不安になる」と感じているのならば、それは順調に学習が進んでいる証明といえるのかもしれません。 そして、その不安は入試の直前まで消える事は無いかもしれません。
受験勉強は、１００時間、２００時間と地味な時間が続いていきます。「合格」という２文字を手にするために、１年、２年と不安に向き合いながらも進んでいく時間です。それでも、目標があるのなら挑戦してみよう。今の自分を変えて、成長した自分に出会いたいのなら頑張ってみよう。
そのような地道な努力を乗り越え、試験会場で答案を書き終えた瞬間、あなたの頭の中には「頑張ってよかった」という感覚で一杯になっている自分に気がつくことでしょう。
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