☺生徒:「先生!『夏を制するものは、受験を制する』という言葉がありますよね? やっぱり夏って重要ですか?」
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☝先生:「もちろん。夏をどのように過ごすかで、秋以降の土台ができますからね。ここを『前半戦の区切り』と後半につながる学力を育てていきたいところだよ」
☺生徒:「ですよね。すると、夏は1日どのくらい勉強すればいいですか? 今は4時間くらいだけど、5時間くらいですか? もう少しやった方がいいですか?」
毎年、今くらいの時期になると「1日どのくらい勉強すればいいですか?」というような質問を受けます。「5時間? 6時間?」と具体的な時間を決めてから学習計画を作ろうとするのですね。その気持ちはわかります。目安となる時間を知って「このくらいはがんばろう」と決めていくのもひとつの方法です。
しかし、この考えは「そもそも逆の発想」になっていることも覚えておきましょう。大切なことは「どのくらいの時間勉強すればいいか?」ではなく「課題を終わらせるために、どのくらいの時間が必要なのか?」なのです。
時間ではなく、課題の内容で「勉強時間」を決定していく
たとえば「1日6時間は勉強しなければいけない」というアドバイスを受けたとします。その生徒は「6時間、机に向かっている」ことを目標にしてしまうでしょう。時間が過ぎることだけを考えてしまうものです。
しかし「夏の間に、英語の英文解釈と長文読解を優先的にやろう。国語の要約問題で時間切れになるから、スピードを上げられるように要約の演習もしなければ。そういえば、先生に『もうすこし一般教養というか、基礎的な知識を身につけなければいけない』と言われたな。今度、先生に勉強方法を相談してみよう。これを夏の前半に集中してやるとすると・・・1日6時間は確保しないといけないな」
このように「課題 → 必要な時間」の順番で考えていくことが大切です。時間を基準にするのではなく課題の内容で考えていくのですね。
結果的に「8時間」勉強した、ということ
生徒一人ひとりにとって「必要な課題」は異なります。積み重ねの時間が必要な課題もあれば、効率重視でテンポよく取り組んだ方がいい課題もあります。それまでに、どれだけの勉強時間を積み重ねてきたかによって、確保すべき時間も変化するのは当然のことです。
S先輩は「今まで勉強をしてこなかったので、みんなに追いつくために3倍勉強する」と、必要な課題をピックアップしてきました。かなり膨大な量になりましたが「ここでやらないと後悔する」と、部活で身につけた粘り強さで正面から挑戦を開始。「今日は、ここまでは絶対に終わらせる」取り組んだところ、平均して8時間、最長で10時間を越える勉強時間になっていました。
S先輩の場合は「ここまでは終わらせる」という気持ちで取り組んだところ、8時間ほどの勉強量になったということです。8時間勉強する、ではなく、結果的に、8時間必要だったということですね。
今の自分に「必要なこと」を考えていく
様々な情報を、気軽に入手できる時代です。それはつまり「表面的な情報」に振り回されて、本質を見失ってしまうということでもあります。「何時間勉強すればいいか」ではなく「何を、どこまで勉強するか」が大切です。この部分を意識してみましょう。
夏を制するものは、受験を制する。この言葉には、どのような意味があるのか? その部分を考えてみてから、もう一度「今の自分」と向き合ってみること。まだ間に合います。あなたの「最高の夏」のために、今すぐ始めていこう。
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