夏休みの問題集の選び方 大学受験応援コラム(夏休み直前対策・4)


夏の問題集(参考書)の選び方

夏休みの一ヶ月間は、高校三年生のみなさんにとって、まとまった学習時間を確保できる最後のチャンスです。「苦手な英語を克服したい」「日本史で、もう少し点数が取れるようになりたい」それぞれの思いで夏への準備を始め「夏休みに使う問題集(参考書)」を選んでいると思います。
今回は夏の問題集(参考書)を選ぶ時、間違いやすいポイントを解説します。充実した一ヶ月にできるように、しっかり読んで参考にしてください。

夏は「基礎固め」を優先しよう

「夏休みに、レベルアップしよう!」そう決めて、応用問題中心の問題集を選ぶ生徒がいます。たしかに、その意気込みは大切。しかし、そう意気込んで選んだテキストでも、最初の数ページで挫折してしまっては意味がありません。問題集は「最後まで終える」ことで全体像を把握することが大切だからです。

私たちは「基礎固め = 基礎レベルの問題集を繰り返す」ことを、アドバイスしていきます。「わかっているつもり」のまま、秋以降の実践対策に進んでしまうと、成績が上がらないだけではなく、ケアレスミスが多発する原因にもなります。「夏に基礎を復習しておけばよかった」と後悔してしまうもの。応用(実践)問題に取り組むのは、この段階をクリアしてからでも遅くありません。むしろ、基礎固めが終わってからの方が、スムーズに進んでいきます。

具体的な「弱点」を、確認しよう

「自分の現在位置を確認する」でも解説しましたが、基礎固めを行うことで「具体的な弱点」を確認することができます。私たちは「思い込み」で目の前のことを判断してしまうもの。自分では「できているつもり」でも復習してみると「理解不足の分野」の多さに気がつきます。

早い時期に、それを確認し補完していくことが秋以降のレベルアップに直結することはいうまでもありません。苦手科目だけでなく、得意科目こそ油断せずに、一通り復習しておくことが大切です。そこから見つけた次の具体的な「弱点克服」のための学習計画を考えていくことで、これからの自分に本当に必要なことが見えてきます。

伸びていく生徒ほど「基礎」を大切にする

上位レベルまで伸びていく生徒ほど「基礎」を大切にしています。もう完全にマスターしたレベルの問題集でも、定期的に見直し、ミスがないように厳しく見直しているのです。ある先輩は、入試の直前期に「夏に解いた基礎レベルの問題集」を確認することで、自信と焦りがちになる気持ちを調整していました。「この問題なら確実に解ける」という実感が、不安になりがちな時期に自分自身を支えてくれるのです。

夏以降の先取り学習や、過去問の演習も大切ですが、夏は「基礎固め」を優先していくことをおすすめします。ここで固めた土台の強さが、最後の踏ん張りの「基礎」になることを忘れてはいけません。

がんばれ受験生!


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