「ついつい先延ばしにして、後悔してしまう人」へ受験勉強アドバイス



「締め切り効果」で、先延ばしを防いでいこう


以前、学習相談を申し込んできた生徒に「では、模試のデータを見せてください」と話したところ「模試は、半年以上受けていません」という答えが返ってきました。詳しく話を聞いてみると「一度模試を受けた時、点数の低さに驚いてしまった。もっと勉強をして、成績が上がってから受験しようと考えているうちに、時間が過ぎてしまった」ということでした。

その気持ちは確かによくわかります。「もう少し成績が上がったら・・・」「定期テストが終わったら・・・」「部活を引退したら・・・」と、色々と言い訳を考えて先延ばしにしてしまうものです。みなさんも、そんな経験がありませんか? 

締め切り効果を、活用しよう

目の前のコップの水が減っていたら「水が減った」ということが、すぐにわかります。でも、時間は目に見えませんから減っているということが実感できません。何かしらの形で「区切り」をつけていく必要があります。

そこで、私たちは模試を「締め切り」として、活用するように指導しています。まずは「毎月模試を受ける」ということを目標とする。継続して受ける、ということで最初のステップはクリアです。確実に一歩前進しました。

次は、そこに向けて「今回の課題」を逆算して学習計画を立てていきます。模試は、学校の定期テストのように、すぐに結果に表れにくいものです。毎回の出題範囲を確認し「今回は、この分野を集中して」と試験日までにできることを積み重ねていくのです。

このように模試を「締め切り=区切り」として活用することで、時間のマネジメントが可視化できるようになります。合格判定を確認するだけではなく、ペースメーカーとして模試を活用していくわけですね。

受験生にあたえられた時間は、全員同じ時間

受験生のみなさんに与えられた時間は、全員同じです。その時間をどのように活用するかで、三ヶ月後、半年後の実力が決まっていきます。

たとえ、前回よりも5点しかあがらなかったとしても、それを5回繰り返せば25点です。ワンランクアップを達成することができます。そして受験勉強は、そのような地道な努力の積み重ねなのです。先延ばしにしてしまいがちになる気持ちを、今すぐ始められるように切り替えていく工夫のひとつとして、模試の活用法をアドバイスしてみました。


思わず言い訳を口にしてしまう前に、具体的な一歩を踏み出してみましょう。その方が、ずっと気持ちが楽になるものです。

【以上】





※以上「佐藤先生のセミナーより一部抜粋。文字起こし&文責 EG式プロ家庭教師編集部 本文の無断転載を禁止します。copyrights 仙台EG式プロ家庭教師 2019 allrights reserved.」



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