「ほんとうに必要な答え」のために、粘り強く考え続ける。今月の学習アドバイス(一月)

今、わたしたちは「何かわからないこと」があると、すぐに調べることができます。パソコンやタブレット、手の中にあるスマートフォンに質問をなげかけると、即座に情報表示される。ほんの10年前には考えられないような、便利な状況で生活しています。

しかし「質問すると、簡単に情報が得られる」ことで「わかったような気持ち」になってしまいます。忘れてしまっても、すぐに調べればいい。SNSで質問すればいい、と情報そのものを軽視してしまいます。そして「すぐにわかる簡単な答え」を求め、それを鵜呑みにすることで「自分で粘り強く考えること」を疎かにしてしまいがちです。

本当に必要な答えは、試行錯誤の先にある

今の自分に「ほんとうに必要な答え」は、様々な情報の中から実体験を通して探していく必要があります。「これで大丈夫なのか?」「こちらの方向で、正しいのか?」いつも自分に問いかけながら、試行錯誤を続けていく。ようやく見つけた、と思ったことが、すぐに使えなくなってしまい、また最初からやり直す時もあるでしょう。

そうやって、粘り強く考え続けることは、膨大な時間と労力が必要になります。情報収集力に加え、忍耐力(精神力)や情報を整理していく力も必要になります。

しかし、そうやって見つけた「自分だけの、ほんとうに必要な答え」は、多少の困難や壁にはびくともしない強い思考力を支えてくれます。時代が変容し、情報が陳腐化していく中でも乗り越えていける、柔軟な発想力の基礎にもなります。

情報を見る、から、粘り強く考える、へ

多くの人たちが「情報を見る」だけで満足しています。そこから思考を深める作業を、面倒だから、と止めてしまっています。ぜひ、生徒のみなさんには、ここに書いたことを頭の中に置き「粘り強く考え続ける力」を育てて欲しいと思います。その力は、ちょうど来年の今頃には「もっと先に進む力」として、あなたたちを支えてくれるはずです。

がんばれ受験生
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大学入試の専門家 EG式プロ家庭教師(佐藤)