高2のうちにやっておくこと「志望校を考える時のアドバイス」(受験生応援コラム)


志望校を考えて行く時のアドバイス 高校2年生向け


ちょうど今くらい(12月)の時期に学習相談を申し込む生徒から受ける質問のひとつに「志望校をどのように決めていけば良いのですか?」というものがあります。

「まだ高2年生なのだから、まずは目の前の課題をがんばって成績をあげることを考えよう」というアドバイスをする先生もいますが、私たちの場合は「とりあえず、でもいいから具体的な志望校を決めてみよう」と指導していきます。たとえ「とりあえず」であったとしても、具体的な目標が存在するかしないかで、その後の計画が大きく変わってきますし、成長のスピードにも影響してくると考えているからです。


3つの志望校を設定してみよう。

具体的に説明していきます。まず私たちは、3つの志望校を設定することをアドバイスしていきます。

☝ 1つ目は、憧れの大学、挑戦してみたい大学を選ぶ。  


昔から憧れている大学、絶対に挑戦してみたいと考えている志望校。皆さんの中にもそのような学校があると思います。まずはその大学を一つ目の志望校に設定してみましょう。
具体的に説明はできないけれど「なんとなく憧れている」というような理由でも大丈夫。まずは今の自分の気持ちに素直になって、選んでみることが大切です。

☝2つ目は現在の成績を考慮し、挑戦可能な大学を選ぶ。


次は「現在の成績」を基準にして、志望校を考えていきます。学校の定期テストの成績ではなく、模試の偏差値(合格判定)を見て、一年後に到達することを目標とした志望校を具体的に考えていくのです。
ただ単純に合格判定だけを見るのではなく、入試科目や重点的に対策を行う必要がある科目などを詳細に確認して、春までの具体的な学習計画を立てながら取り組んでいくことがポイントになります。

☝3つめは、現在の成績から確実性の高い大学を選ぶ。


現在の成績から考慮して、この調子で行けば合格が見込めるという大学をピックアップしていきます。受験勉強中は不安との戦いでもあります。はっきりと見えない中を、手探りで進んでいかなければいけない時間もやってきます。

そのような時に、自分の足元を固めながら「この大学は、次の模試で合格ラインをクリアできそうだ」と、客観的に考えられる選択肢があるということは、心の余裕にもつながります。足元しっかりと固めておけば、そこから飛躍する時にも勇気を持ってジャンプすることもできるようになります。


選択肢の幅を広げることで、モチベーションを上げる。

このように、3つの視点から志望校を探してみることで、一つの視点から探す時よりも様々な発見があるものです。多くの生徒が「なんとなく」とか「今の成績だとこのレベルの大学だから」と、ひとつの視点だけで志望校を決めていこうとします。

しかし高校二年生の段階では選択肢の幅を広げて考えてみることも有効だと、私たちは考えています。そのようにして視野を広げることで、新しい発見や受験生活を乗り越えていくモチベーションが生まれてくることが多いからです。



【以上】

※以上「佐藤先生のセミナー『受験生になる前に、準備しておきたいこと』より一部抜粋。文字起こし&文責 EG式プロ家庭教師編集部 本文の無断転載を禁止します。copyrights 仙台EG式プロ家庭教師 2018 allrights 
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