「自分らしさ」を見つけるには? 10月の学習アドバイス

自分らしさ、とは?


入試対策として面接や小論文の対策を行っていくと「自分らしさ」という言葉を、目にすることがあると思います。

ところが、改めて考えてみると「自分らしさって、何だろう?」と、そこで立ち止まってしまう人が多いと思います。

「どうすれば、自分らしさを見つけることができるのだろう?」自分自身のことなのに、うまく説明することができない。そんな矛盾を感じるような問いかけを繰り返して、迷っている人もいるかもしれません。


「自分らしさ」とは、

試行錯誤をしていく中で見つかっていくもの。


私は、このように考えています。
目標を決め、そこに向かって挑戦を試みる。実際に始めてみると「簡単にできる」と考えていたことが、思っていたよりも上手くいかない。実力不足を感じる。「これが本当に自分が挑戦したかったことなのだろうか?」と、モヤモヤを感じたりもする。

しかし、そのような試行錯誤を繰り返し、時には目の前の壁にぶつかってみることで「ああ、自分にはこれが不足していたんだ」「この分野が、自分には合っているかもしれない」「今までは苦手だと思っていたけれど、本気でやってみたら案外楽しい。もっと勉強してみたい」と、体感できるようになります。

頭の中だけではなく身体感覚での経験を積み重ねることで「自分らしさとは?」のヒントが見つかっていくわけです。試行錯誤を繰り返していく中で、見つかるものなのですね。


「本気の試行錯誤」が、自分らしさを育てていく


高校1・2年生の皆さんにとって、受験勉強はまだもう少し先の出来事に感じられると思います。しかし「自分らしさ」を見つけるには、どうしても試行錯誤の時間が必要です。目標を立て、実行し、迷ったり、うまく行かないことを体験する中で考え、土台を固めていく時間が必要なのです。

頭の中で考えているだけでは、何も始まりません。行動して体感することで、少しずつでも確実に変化が始まっていきます。今から1年後「自分らしい自分」に出会えることを信じて、時間を大切に、地道にまじめに進んでみてください。

がんばれ仙台の高校生
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