「他のことが気になって、集中できない時に」8月の学習アドバイス

「わかったつもり」で、中途半端に終わらせない

自分なりに一生懸命に努力をしているのに、結果につながらないのは苦しいものです。そして、そんな時には「新しいこと」を試してみたくなるものです。

その気持ちはわかります。私たちは「新しいもの」に興味を惹かれます。新しい場所へ行き、新しい環境で、新しい友人に出会えば、何か新しいことが始まるのではないか? そう考える気持ちが未来を切り開く原動力にもなるからです。

しかし、今の時期に「新しいこと」ばかりに気が向くのは、あまり感心しません。どちらかというと「それ」は、現在の状況に飽きてしまい「わかったつもり」で「やるべことを、そのままにしている場合」が多いからです。

「飽きてきた」時に、注意しよう。

まずは「わかったつもり」「終わったつもり」の内容を、もう一度確認してみましょう。「そのくらいは、もうできる」と軽く感じている部分を「本当にできているのか? 飽きて逃げたくなっているだけではないのか?」と自分に厳しく確認してみましょう。

次のステップへ進むためには、地道で単純な作業が続くものです。そこで飽きてしまい、他のことに手を出してばかりでは、結局何も身に付かずに終わってしまいます。

新しいことが気になる、周囲に目が向いて集中できない。そんな時こそ、今まで自分が積み重ねてきたことを信じ、素直にまっすぐに、目の前の課題を最後まで仕上げてみてください。不思議なもので「ある一定の、勉強時間、勉強量」を終えると、そのタイミングで新しい問題集を勧めてもらったり、良い先生との出会いがあるものです。

まだ夏休みは折り返し。まだ焦る段階ではありません。しっかりと足元を固めて、ぐいぐいと進んで行きましょう。そんな風に積み重ねてきた夏の時間は、冬を迎えた時に「あの時、地道に頑張ってよかった」と、思える結果につながっていくのです。

がんばれ受験生。応援していますよ!

大学受験の専門家 EG式プロ家庭教師コース(佐藤)