大学入試対策(高校生向け)夏休みの「テキスト選び」のアドバイス。


夏休みの「テキスト選び(大学受験編)」


いよいよ夏休みのスタート。今回は「学習相談」の時に良くある質問のひとつ「テキスト選びのポイント」についてアドバイスします。私達が、みなさんが自分で選んだテキストを見せてもらって感じるのは「難しいテキストを選んでいる人が多い」ということです。現在の自分の学力よりも、数段階上のレベルのテキストを選んでいるのです。

確かに、その気持ちはわかります。「この夏が勝負!」と気合いを入れて、レベルの高い問題に挑戦していこうとする気持ちは大切です。しかし、実際に夏が始まってみると、最初の数ページを開いただけで、手が止まってしまう。解説を読んでも、いまひとつ理解が進まない。何冊も吟味して選んだはずなのに「このテキストは、自分にあっていないな」と、投げ出してしまう人も少なくないと思うのです。

どんなに良い問題集でも、最後まで終えなければ効果は上がりません。「最初の方で、諦めてしまった」という気分もマイナスに働いてしまいます。せっかくの夏です。充実した時間に仕上げていきたいですよね。


基礎レベルの問題集を、何度も繰り返す

私たちが、担当の生徒に「夏の最初の一冊」を選ぶ場合は、まず最初に「基本レベル」で「あまり厚くないもの」から始めるようにしています。

特に苦手科目の場合は、部分的に学習を進めるよりも、基礎レベルを一通り最後まで終わらせることによって「全体像」を把握することが有効になるからです。全体像を把握せずに部分に集中するよりも、全体像を把握してから部分を強化していく方が、今後の学習計画も立てやすくなりますし、短期間で一冊を完璧に終えることができた、という達成感も次のステップへの原動力になります。もちろんこれは上位校を目指す生徒にも、有効です。早い段階で、素早く丁寧に基礎レベルの問題集を終えておくことは、志望校に関わらず一度は終えておくべき課題のひとつだからです。


同じテキストを三回繰り返してから、二冊目・三冊目と数を増やしていく

まずは「基礎レベルのテキストを一冊終える」こと。そして、夏休みの間に二冊、三冊と数を増やしたり、同じテキストを三周するのを目標にするのも効果的です。評判や口コミで選ぶこともひとつの方法ですが「最後まで終えること」が、この時期大切なポイントです。

どのテキストから始めれば良いか迷っている人は、今回の内容を参考に選んでみて下さい。夏の時期に身につけた「本物の基礎力」は、秋以降の応用力の土台となります。地道な基礎力を育てている時間は地味ですが、その積み重ねこそが、来春の大きな喜びにつながるんですよ。



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