「ライバルは、昨日までの自分」受験生へ12月のアドバイス

ライバルは「昨日まで」の自分

12月になりました。センター試験まで残り一ヶ月。いよいよ入試本番の気配が高まってきましたね。学習計画は順調に進んでいますか?

この時期に多い質問のひとつが「入試が近くなってきて、周りの人達は良い感じに進んでいるように見える。正直、あせってしまう」というものです。学校や図書館などで、黙々と課題をこなしている受験生を目にすると、そのような感情を抱いてしまいますね。その気持ちはよくわかります。

確かに、他の人達と自分を比較して考えることは大切です。第三者の視点から客観的に判断することで、自分の思い込みや偏りも修正できますし、具体的な課題も見つけることができるからです。しかし、他者と比較をすることで自信を失ってしまうのでは意味がありません。今の時期に大切なことは、目標に向けて今できることを丁寧に片付けていくことだからです。比べるべきは「他人」ではなく「昨日までの自分」です。

積み重ねた努力の時間は、絶対にあなたを支えてくれる

昨日よりも「この問題を解けるようになった」「夏には解説を読んでも理解できなかった問題が、今では自力で解く事ができている」。このように「過去の自分自身との比較」をすることで、自信を固めていきましょう。

長い時間をかけて積み重ねてきた努力は、絶対にあなたを裏切りません。地道な努力だからこそ、見えない部分でしっかりと支えてくれる「本物の実力」に育っています。そしてそれは、入試本番という緊張感のある時間の中で、強い自信となってあなたを支えてくれます。

現役高校生のみなさんにとって、ここからの一ヶ月間は「大きな可能性」を育てていく最大のチャンス期間です。昨日よりも、少しずつ。そして明日へ向けて。

がんばれ受験生。応援していますよ!