「悩む」と「考える」は、似ているようで大きく違う。 受験生へ今月の学習アドバイス 

「悩む」と「考える」は似ているようで違う


学校の二者面談で先生に言われたこと。この前の模試の合格判定。来週までに提出しなければいけない課題。友達が目指している大学の話。昨晩、親から言われたこと。それから、それから・・・。

「ああ、もう、どうすればいいんだろう?」

今あなたは、そんな風に感じているかもしれません。なぜ、そんなことがわかるのかというと、毎年この時期に同じような質問が私たちのところに届くからです。そして、それをひとつひとつ乗り越えていくのが「受験生の一年」だからです。

それは、今のあなたが想像しているよりも大変な時間の連続かもしれません。今までに体験したことがないような、課題が表れてくるかもしれません。でも、ひとつだけ覚えておいてほしいことがあります。それは「悩む」と「考える」は似ているけれど大きく違う、ということです。


「悩む=感情中心」「考える=論理中心」

「悩む」は、同じ場所をぐるぐると周り続けている状態です。そこには感情を中心とした答えのない時間が続いています。「考える」は、解決策を探し対応していこうと試みている状態です。そこには論理を中心とした建設的な時間が続いていきます。

今、自分は「悩んで」いるのか? それとも「考えて」いるのか? それを客観的に眺める演習を繰り返してみましょう。感情で判断せず、データや信頼できる人からのアドバイスを基にして、今の自分を冷静に分析する視点を持ってください。悩みは何も産み出しませんが、深い思考は新しい方法を見つけて行く可能性を秘めています

第一志望校合格、という夢と目標に向けて「考える時間」を積み重ねていきましょう。一見すると遠い道のりに見えても、一度わかってしまえば案外と近いもの。がんばれ受験生。応援していますよ!

仙台EG式プロ家庭教師コース (佐藤)