すぐに勉強に集中する方法 今月の学習アドバイス

勉強は始めるまでが、時間がかかる


車は発進の時に一番エネルギーを消費します。
止まっているものを動かそうとするには、膨大な力が必要になるからです。
そして勉強を始める時も同じです。始めてしまうまでが、一番大変なのです。机に向かいテキストを開くまでに、多くの時間を浪費してしまうものですよね。

昨年第一志望校に合格したTさんも同じようなところで悩んでいました。入試までの時間は限られている。
時間を惜しんで取り組まなければいけないのに、
エンジンがかかるまでに、気持ちが入らずに逃げてしまうことがある。このままではライバルとの差が開いていく一方だ。そのように考えて、悩んでいたのでした。

勉強の準備をしておこう

そこで先生がTさんにアドバイスし、実行してもらった方法は、登校する前に「机の上に帰宅したら、すぐにとりかかるテキストを開いて準備しておく」ということでした。

下校して部屋に入ったなら、まず机に向かい椅子に座る。
服を着替えるとか、荷物を整理するというようなことさえ後回しにして、とにかく机に向かう。そして事前に開いておいたページの問題を解く。このように「すぐに勉強に集中できる状況をセット」することで、自分自身に「余計なことを考える時間を与えず」に、
強制的に学習体勢へのスイッチを切り替える方法を試していったのです。

Tさんは、このアドバイスをベースに自分なりの工夫を加えて、勉強のリズムを崩さない工夫を身につけていきました。不思議なもので、一度自分でリズムを作り出すことができたのならば、今度はそれを止めることが、難しくなるようになります。リズムを保つ方が楽になってきます

あなたも自分の「勉強セット」を考察して、リズムよくつながる工夫を考えてみてください。


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