「秋になってペースダウンを感じた時に」9月の学習アドバイス 

夏が終わり、勉強のリズムがペースダウンした時に

高校生のSさんから「夏休み中は、良い感じに上がってきたのですが、最近ちょっと手応えが感じられなくなってきました」と相談を受けました。夏休みが終わり、9月に移り変わったちょうど今くらいの時期に、同じように感じる生徒も多いのではないでしょうか?

そんな時はまず「自分自身をメンテナンス」してみましょう。

慣れてくると、色々な部分が少しずつ緩んできます。それが積み重なると、大きな緩みとなってくるわけですが、ひとつひとつの緩みはわずかですから、自分ではなかなか気がつかないものです。機械を点検する時に、ひとつひとつのネジを締め、油を注し、磨きをかけて調子を整えていくように、自分自身をていねいにメンテナンスをしてみましょう。思わぬところにストレスがかかっていて、本来の力を発揮できていないかもしれないからです。

調子が出ない時は、新しいものに手を出さない。

まずは担当の先生と一緒に、ひとつずつ学習方法をチェックしていきましょう。調子が良かったころの学習記録と今の状況を照らし合せてみると、具体的な修正ポイントがわかりやすいのでおすすめです。

大切なことは「なんとなく調子が出ない」と、新しいテキストや学習方法に手を出して中途半端に終わらせないことです。新しいテキストを試すのは、今の状況を確認して細かな修正を試してみてからでも遅くはありません。

長い受験勉強を走り抜けるためには、前を向いているだけではなく、時には足下を確認する時間も必要です。まじめにがんばっている生徒ほど、自分に厳しくなりすぎて知らず知らずに無理をしてしまっていることも多いもの。秋からフルスピードで乗り越えるために、ここで一度「しっかりメンテナンス」で、心身共に調子を整えてみてください。きっと、気持ちよく加速していくことができるはずです。

仙台EG式プロ家庭教師コース 佐藤 (2015.9.1更新)