「受験勉強に『方程式』はない」2月

受験勉強に「方程式」はありません。
この方法で、このように実行すれば、必ず「全員が同じ結果を出せる」という方程式(のようなもの)は存在しないのです。一人として同じ人はいませんし考え方も目標も今まで学んできたことも異なるのですから、たったひとつの「方程式」ではすべての問題を解く事ができないのは当然のこと。それぞれの個性と現状と目標に合わせた学習計画を立て、1年間という時間を一歩一歩踏みしめながら登っていく必要があるのです。

もしも今、あなたが自分なりに努力をしているのに結果が出ないのなら、それは「自分に合わない方法」で、受験勉強を進めているからかもしれません。逆に言えば「今の自分」に必要な方法で、地道な努力を積み重ねていくことができたのなら、必ず何かしらの変化が起こりますし、結果として表れてくるものです。

昨年EG式に入会した高校生のIさんは「塾で作ってもらったカリキュラムで勉強しているけれど、だんだん順位が下がってきている」ということで、私たちのところへやってきました。塾で作ってくれたというカリキュラムを確認したところ、一週間単位でテキストの進み方を管理するだけの内容だったため、目標に向けた総合的な視点から「Iさんに必要なこと」を時間をかけて育てていく視点が不足しているように、私には感じられました。

そこで私は「1週間・1ヶ月・3ヶ月~ 最終目標」と期間を区切った学習計画をIさんと一緒に考え、チェックリストを作り、毎回話し合いながら弱点補強の課題を「自分の意志」で作成する方法で指導を始めていきました。この「自分の意志で計画を作る」方法は、向上心の強いIさんには最適だったようで、大きなカレンダーと手帳に細かく計画を書き込みながらコツコツと、そして当初に予定した以上の量とスピードで学習を進めていくことができたのです。

結果として、1月の実力テストでは「学年10番台」にまでアップ。今は2月の期末考査に向けて、さらなる順位アップを目指して対策を始めています。おそらく今のIさんならば、納得の結果を手に出来ることでしょう。



このように「自分に合った(必要な)学習方法」を活用することができたのなら、時間はかかったとしても確実に結果がついてくるものです。これから受験生になる「高2・中2」のみなさん。春を迎える前に、一度今の自分と自分の学習方法をじっくりと検証してみてはいかがでしょうか? きっとたくさんの改善方法と課題が見つかると思いますよ。

仙台EG式プロ家庭教師コース 佐藤 (2015.2.5更新)