「3回、繰り返す」11月

暗記が苦手な生徒も多いと思います。
どうすれば、よりスピーディに効率よく暗記できるかを試行錯誤している人も少なくないでしょう。受験勉強は、膨大な量の情報を処理しなければいけませんから、その気持ちは良くわかります。

私たちがアドバイスしている「暗記方法」は「3回繰り返す」ということです。

1)その日のうちに復習(約3時間後)
2)翌日復習
3)3日後に復習

と、いうような流れで、少しずつ復習の間隔を空けながら短期間に3回繰り返すという方法で指導を行います。どんなに暗記が得意な生徒でも「最低3回」はきっちりと復習&確認テストを行いますし、暗記が苦手な生徒の場合は復習の回数を増やしていきますが、原則は同じです。一定の間隔を保ちながら、何度も繰り返していくことが大切です。

暗記が苦手な生徒は「直前に一度復習して、そのままテストに臨む」という場合が少なくありません。それでは「なんとなく覚えたつもり」で終わってしまいますから、結果にはつながりにくいもの。「覚えたつもり」が暗記では一番の障害になります。最低でも3回。全く初めての分野の場合は回数を増やしつつ、ひたすら繰り返していくことが大切です。暗記が得意な生徒ほど、自分に厳しく、淡々と復習の回数を積み上げていくものです。同じ問題をていねいに、しっかりと吸収できるまで、何時間も学習時間を積み重ねていくのです。

暗記のような単純作業に近いものは、どうしても飽きてしまいますし、このくらいでいいか、と自分に甘くなってしまいがちです。そこで「なぜ自分は、この問題に取り組まなければいけないのか? = 目標」を再確認しながら自分なりのモチベーションを保つ必要もでてきます。この場合は「次のテストで80点を取りたい」という短期的な目標だけでなく「〇〇という目標を実現するために、次回のテストで80点を取りたい」と長期的な目標と組み合わせると効果的です。

「繰り返し」+「目標(短期&長期)」

どんなに苦手な分野だとしても、ある一定の暗記量が確保できれば、そこから一気に加速して行くものです。残された時間を大切に活用できるように学習計画を立て、優先順位を確認しながらコツコツと積み上げていってください。がんばれ受験生!

仙台EG式家庭教師コース (佐藤) (2014.11.4更新)