「成績アップには、時間が必要」10月の受験アドバイス

何かを学び、身につけていくということは「足し算」のようなものです。

【1+1+1+1~ 】と、ひたすら学習時間を積み重ねていかなければいけません。これは楽器を10時間演習した人よりも、100時間演習した人の方が、より自由に楽器を演奏できるようになることと同じです。部屋の中に楽器を放置していたのに、ある日突然「急に演奏できるようになった!」ということはありません(ありませんよね?) 必ず絶対的な演習時間(量)が必要になってくるのです。

春(4月)から受験勉強に取り組み、400時間、500時間、600時間と、努力を積み重ねてきた生徒には、ちょうど今くらいの時期(10月)に手応えを感じ始める科目が出てくると思います。合格ラインはもう少し先だとしても「この調子で行けば、壁を越えられるかもしれない」とか「今の自分に何が不足しているのかを、客観的に把握できるようになった」などと、より具体的に学習計画を立てられるようになってきた生徒も多いと思います。

その段階から、もうひと頑張りしていくことで、理解度が高まり知識を吸収していく速度が上がっていく瞬間がやってきます。そして「足し算」ではなく「かけ算」のように、努力が2倍、3倍と急速に手応えとして感じられるようになる時がやってきます。半年前までは、どうやっても越えられずに苦しんでいた目の前の壁をあっさりと乗り越え、ぐいぐいと前に進んでいる自分に気がつくはずです。

もしも今あなたが「春から自分なりに頑張っているのに、成績が伸びない」と悩んでいるのならば、そこで手を止めるのではなくて「あともう少しだけ先に行ってみよう。あの場所まで進んでみよう」と、一歩一歩「足し算」を続けてください。春から積み重ねてきた「学習時間」を信じて、さらに20時間、30時間、40時間、と目の前のテキストをていねいに解き続け学習時間を増やし続けてください。

「足し算」が「かけ算」に変わる瞬間は、あとほんの少し先かもしれない。
自分の努力を信じよう。本気で、それを信じてみよう。
がんばれ受験生!

EG式家庭教師コース 佐藤:2013.10.1更新)